エヌ・エイ・アイ(NAI)の翻訳者は、その専門的な背景はもちろんのこと、研究者として多数の投稿経験や査読者として経験を持つ方の中から、厳しい審査を経て登録して頂いた方々ばかりです。なぜなら、経験上、論文を執筆者の立場を理解することができる方、かつ査読者達が何を求めているかを熟知している方でなければ、科学論文の翻訳など到底おぼつかないと理解しているからです。こうした方向性や基軸は、法人として初めて論文翻訳のご依頼をお受けした時からまったく揺らいでおりません。翻訳物の誤訳や解釈違い、抜けや漏れはもちろん、日本語原文の直訳としてしては正しいが、それが「世界の一流科学雑誌」で通用するかまでも斟酌し、常に品質維持向上に努めております。
なお、翻訳者プロフィール公開にあたり、現場においてご活躍されている研究者の方が兼務等で翻訳をされている方もいる点を勘案し、イニシャルのみの掲載にさせていただいきました。
NAIの翻訳者達
(一部抜粋:翻訳者それぞれの事情があるため、全員が掲載されているわけではありません)
A.M.
翻訳専門分野:精神医学、医学全般、学術論文、発表抄録
経歴:国立大学医学部卒業、精神科医師として20年程臨床経験を積んだ後渡豪。シドニー大学生命倫理学修士、ニューサウスウェールズ大学公衆衛生学修士。豪州での臨床経験を経た後、現在はフリーランスとして翻訳(日英)に従事、豪州在住。臨床現場で用いられる英語と学術英語の両方に造詣が深く、医療統計学や疫学にも精通している。
A.T.
翻訳専門分野:免疫学、微生物学、遺伝学、植物分子生物学
経歴:京都大学理学部博士課程修了後、同学部助手。渡米し、コロンビア大学やスタンフォード大学等でポスドクを経験後、ハーバード大学医学部Research Assistant Professor。現在は米国バイオ製薬企業に勤務の傍ら、翻訳に従事。Nature, Cell, PNAS等に基礎研究論文を発表し、科研費やNIHグラント等の取得経験もある上、医薬品開発等の応用研究に関する知識も豊富。
A.Y.
翻訳専門分野:基礎医学、実験動物学、バイオテクノロジー、医薬
経歴:国内の大学にて学位取得(博士(医学))後、米国でpostdoctoral fellowとして自然免疫を中心とした研究に従事。帰国後、国内研究機関に所属し、疾患モデル動物を中心とした免疫学研究に従事した。
学術論文や学会発表抄録等の翻訳に際し、わかりやすく正確な表現を心がけている。
H.T.
翻訳専門分野:予防医学 認知神経科学 身体教育科学
経歴:
・2010年4月~2012年3月
日本学術振興会 特別研究員(DC)
・2011年9月~2012年3月
学校法人 東京農業大学 非常勤講師
・2012年4月~2013年11月
日本学術振興会 特別研究員(DC)
・2012年4月~2013年11月
国際電気通信基礎技術研究所 認知機構研究所 研究員
翻訳歴:2012年12月~現在 エヌ・エイ・アイ株式会社 フリーランス翻訳家
I.G.
翻訳専門分野:農林水産、自然環境、野生生物
経歴:北海道紋別市出身。北海道大学農学部で畜産科学を専攻後、豪州クイーンズランド大学修士課程で野鳥の生態に関する研究を行う。帰国後、環境調査の職を経て、2003年に翻訳の世界に入る。2010年よりオーストラリア在住。
K.K.
翻訳専門分野:生化学
経歴:東京大学大学院薬学系研究科博士課程を修了し、薬学博士を取得。
その後、国内薬学部に助手として採用され、現在は、教授として、研究室を主宰する。その間、2年間にわたり、米国にてpostdoctoral fellowとして研究生活を送り、英語圏での経験を積む。
K.L.
翻訳専門分野:医学・薬学・生物学・バイオ・歯科学分野などの学術論文・抄録、技術文書/資料、発表原稿、治験、特許明細書などの日英・英日翻訳
経歴:東京医科歯科大学大学院博士課程修了(専門:細胞学・分子生物学)、ポスドク(研究員)として米国とカナダの大学の生物学系研究室に6年間勤務。その後、フルタイムの翻訳者に転身。フリーランサーとして10年以上の経験を積む。カナダ在住。
K.N.
翻訳専門分野:心理学一般 臨床心理学 精神医学 神経科学 神経学
経歴:心理学修士課程、臨床心理学博士課程(APA認定校)を米国にて終了、カリフォルニア州のサイコロジストライセンス取得、博士研究員。これまでの研究で自ら関わったトピックは、神経心理学、fMRI、認知症、運動障害、DTI、てんかん、味覚嗅覚、ERP、等。翻訳全般は2001年頃より、フリーランスで始める。その後ジャーナル投稿掲載経験、査読経験を生かし、論文翻訳に携わるようになり、現在に至る。
M.C.
翻訳専門分野:医学・薬学・再生医療・臨床研究・医療統計学
経歴:米国ロチェスター大学 (専攻:医療工学、副専攻:化学工学)を卒業。在学中は治療用適合物質研究室にて白血病治療の薬物輸送の研究に携わる。2022年現在シアトルのNPO法人の臨床研究データマネージャー。主な翻訳経験は、臨床・非臨床の医学論文、治験薬概要書、同意・説明文書、臨床試験・研究報告書、再生医療製品、医療機器カタログなど。ほんやく検定、医学・薬学(日英)1級合格。
M.N.
翻訳専門分野:治験、内科系全般、医学・公衆衛生の公文書、製薬マーケティング資料
経歴:オーストラリア国立大学ANU Medical Schoolで博士号取得。グローバル大手製薬会社の元社員。英語圏の大学で教鞭を執り、現地でメディカルライター(英語)としても勤務。文法に固執しすぎず、原文のメッセージを伝える翻訳を心がける。オーストラリア各地の病院で通訳経験もあり。
M.Y.
翻訳専門分野:生物、バイオ、建築、土木工学等
経歴:海外のアメリカンスクール卒業後、日本の大学で生物学専攻。1990年頃より科学技術系論文などの英訳にたずさわる。
S.I.
翻訳専門分野:栄養学(特に機能性食品成分,生活習慣病)、食品学、医薬
経歴:医学部栄養学科卒業、栄養学研究科修了。製薬会社研究員(5年)、JICA青年海外協力隊(生活習慣病指導 2年)を経て、2001年より翻訳業。博士(栄養学), TOEIC 940。
T.C.
翻訳専門分野:医学、薬学、社会科学 特に心理学、統計学、音楽
経歴:米国ユタ大学学士課程卒、クレアモント大学院大学心理学部博士課程修了、博士号取得。
アシスタントセラピスト、米国大学院大学統計解析コンサルタント、大学研究員、心理学部非常勤講師などを経たのち、米国大学病院にてポスドク研究員として臨床、及び、研究に携わる。後に米国某製薬会社科学者に就任。日本某製薬会社との共同研究プロジェクトで通訳・翻訳を担当し、それを契機に翻訳業に転身。原著論文多数。学術論文査読経験あり。
T.Y.
翻訳専門分野:化学全般
経歴:国立大学大学院で有機化学を学び、修士号を取得。大学院修了後、民間企業の研究所に勤務し、有機・無機材料の研究開発および分析に従事。退職後、フリーランス翻訳者となる。化学分野の論文や報告書等、研究に伴い発生する文書の翻訳を主に手がけている。
W.H.
翻訳専門分野:歯科全般
経歴:日本で歯科医師として臨床経験後、北米の歯学部大学院留学。その後引き続き中西部および西海岸の大学歯学部で大学院生および学部学生の教育、研究および臨床および歯科材料の開発評価に現在まで長く携わる。歯科材料系の論文多数。臨床系も含めた北米学術雑誌での豊富な査読経験を有す。翻訳者としては歯科全般の論文を得意とし、研究者、教育者そして臨床家としての視点でのケースに応じたアドバイスを心がける。
Y.T.
翻訳専門分野:医薬系(治験、CTD、市販後調査、薬剤疫学、学術論文など)
経歴:国立大学外国語学部卒業後、国内大手製薬会社に勤務、海外事業部門、市販後調査部門、研究・臨床開発部門でメディカルライティングを含む英語文書作成に従事した。定年退職後、フリーランスの在宅翻訳者になる。産業翻訳全般(日英・英日)に関しては、30年近くの経験を有する。2002年から2018年現在、日本メディカルライター協会(JMCA)正会員である。ICH-GCP、臨床統計、publicationの動向についての知識がある。
匿名希望
翻訳専門分野:医薬・バイオ(論文・治験・製造)
経歴:理学系大学院修士修了後、メーカー勤務(研究・製造技術開発)。 退職後、フリーランス翻訳者(日英・英日)。